ティーバッティングだけの練習は意味がない
ティーバッティングやってますか?
ネットの前でだれでもできるティーバッティング。
スペースを取らずに練習できるため、多くの野球チームで取り入れられている練習メニューでありますが、
これをやって本当に打てるようになるの?
と思ったことはないですか?
今回紹介する論文はそんなティーバッティングの謎に迫るものです。
筑波大学の研究であり、バッターにティーバッティングとピッチングマシーンからのバッティングをさせて、身体のメカニズムを解析したものです。
その結果、ティーバッティングよりもピッチングマシーンからのバッティングのほうが、下半身が早めに始動していたと報告しています。
つまり、前から投げてくるボールはどこに来るか予想できないので、早めに身体を始動しているのです。
バッティングのメカニズムが違うということは、ティーバッティングだけやっていても、本番で打てるようにはならないということになります。
しかし、ティーバッティングでも本番を想定して打つのであれば話は別です。
ボールを置くタイプのティーバッティングではなく、トスをするタイプの方であれば、ランダムに場所を振り分けられます。
こうすることで、下半身の早めの始動を意識することができます。
ティーバッティングが完全に意味がないというわけではないが、工夫して練習に取り入れることが重要です。
まとめ
・ティーバッティングは実践と全くメカニズムが違うので、注意して練習に取り入れなくてはならない。
A comparison of kinetics in the lower limbs between baseball tee and pitched ball batting